園の紹介
本園は60年の歴史を持ち、あたたかく良心的な園として皆様に親しまれています。
広い園庭の一角には「どんぐり林」があり、昆虫を捕まえたり薪を拾ってカレーライスを作ったりして自然に触れながら過ごしています。
園舎の中央には遊びのホールがあり年齢の違う子どもたちが兄弟のように関わって遊びます。
子どもたちは各コーナーで自分で遊びを選び、お友達と遊びを広げていきます。
主体性や一人一人の心を育てる事が本園の教育の柱です。
園では、遊びを中心としたカリキュラムの中で幼児期にふさわしい教育を展開し主体的で豊かな人間作りを目指しています。
園の特徴
兄弟が少ない時代だから、年齢のちがう子とのふれあいが必要なのです。
昔は子ども同士が集団で遊び、地域のお兄ちゃんやお姉ちゃんにお世話をしてもらったり、遊びを教えてもらったりして、子どもた
ちは社会性を養ったものです。
今はそんな経験がなかなかできません。
そこで、双葉甲府幼稚園ではこんな工夫をしています。
園舎に入ってすぐのところにホールがあり、そこを中心に各教室がトンネルでつながっています。
ホールは学年に関係なく、みんなが使うので、自然と縦割り保育的な効果が産まれます。
入園したばかりの子が泣いてたり、困っていたりすると、お兄ちゃんたちやお姉ちゃんたちが「どうしたの?」と、寄ってきます。
遊びを教えてあげることもあります。
上の子の言うことなら素直に聞く、といった場面も見られ、にぎやかな環境が生まれています。
伸びる力を信じてまかせる
子どもたちはいつも吸収したいという意欲が満々です。
ですから、彼ら自身が伸びる力を持っていることを信じて、ちょっとだけ援助をしてあげて、あとは見守ります。
「これをやりなさい」ではなく、子どもたちからの「これをやりたい!」という意思表示を受けて、環境を整えてあげるわけです。
年長さんになると、運動会のテーマを決める。入場門を作る。作品展のテーマを考えて作る。
と言うように自分たちで考える力を活かして幼稚園生活を送ります。
楽しいな!という思いがあれば、たくさんのことが身につきます。
人の気持ちを感じ取れる子へ。
子どもたちは自分を最大限に表現して、思いっきり遊びます。
すると、体の成長がうながされるだけでなく、想像力をめぐらせるなかで意欲がわいてきます。
友達ともごく自然にぶつかりあいます。
そこで、ルールが必要になります。
ルールを作り、守りながら楽しく遊ぶ習慣を身につけます。
どんなことが他の人にとって不快なのか。どうしたらお互いが気持ちよく過ごせるのか。
そんなふうに、まわりの人を思いやることを学びます。
やがて、ルールがなくても人の気持ちを自然に感じとり、正しい行動ができるように育ってほしいと考えています。
ダイナミックな環境は純朴さを育てます。
運動会ができるようにとの思いから、人数のわりには園庭をちょっと広めにつくりました。
お父さんやお母さんに見てもらうのに、なじんでいる場所なら子どもたちも力を発揮しやすいのです。
先生たちにとっても肩に力が入らない、手作りの運動会ができる効果があります。
園庭には大きなくぬぎの木や草むらもあり、どんぐりや虫などがとれます。
枯れ木をひろってきて、カレーライスの煮炊きに使うこともあります。
また、園外保育では広大な明野村お畑に出かけます。
お芋を植え、収穫のお芋堀りをしながら、土、虫、花に触れて自然の豊かさに感謝します。
また、双葉甲府幼稚園は、3歳児20名、4歳児30名、5歳児30名の小規模園です。
しかし、小規模だからできる事があります。
それは、先生全員で園児全員を見守ることができます。
一人一人を見ていると、日々微妙な変化があるのに気づきます。
そんな変化を私たちは先生全員で見守っています。
自分のクラスの子でなくても、みんなの名前を知っていて、みんなが遊ぶ様子を見つめています。
「◯◯ちゃんは、こんなことをしていたよ」とクラスの枠を越えて、お互いに伝え合っています。
「どの先生に聞いても今日のお子様の様子をご報告できる」
小規模園ならではの特徴です。
お母さんの話、ゆっくり伺います。
現在の少子化の時代には、子ども同士がぶつかり合うような環境がありません。
お父さんやお母さんからみると、子どもたちが自由に自己主張をする幼稚園の集団生活に、とまどいを覚える場合もあるでしょう。
子育ての悩みをまわりに話す機会がなく、ひとりで悩みを抱えているかたも多いようです。
まずは孤独感をぬぐいさりましょう。悩みはじっくりと伺います。
お子さんの成長を通して、子育てのよろこびを実感していきましょう。
概要
◎定員・学級数 / 3歳児20名、4歳児30名、5歳児30名
◎受入年齢 / 満3歳〜
◎未満児保育 / あり
◎保育時間 / 8:30〜15:00
◎預かり保育 / あり
◎長期休業日保育 / あり
◎休園日 / 土曜、日曜、祝祭日
◎子育て支援 / 未就園児親子活動
◎主な施設 / 床暖房、多目的ホール